このアプリは、日本のアニメーション美術の創造者 山本二三（にぞう）の作品
『菩提樹の春夏秋冬』をお手元のiPhoneやiPadで楽しく鑑賞できます。
山本二三氏は、「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」などの
スタジオジブリ作品をはじめとするアニメ作品の美術監督として数々の名作に携わり、
日本を代表するアニメーション背景画家・美術監督と言われています。
今回開発した絵画鑑賞アプリ『菩提樹の春夏秋冬』は、東京郊外の団地の再開発に伴い、
どうしても切り倒さざるを得なかった木々を山本氏が絵として残した作品を
モチーフにして、四季で変化する日本の森を表現したものです。
日本を代表するアニメ映画作品にも登場した美しい世界観を堪能することができます。
プレエディション版（体験版）には、『菩提樹の春夏秋冬』の絵画と
サンプルBGMが収録されています。
そして、フルエディション版(有償版）になると
電子版ならではのアニメーションや効果音、音楽といったリッチコンテンツが楽しめます。
また、画面上に操作ボタンを表示しないことによって、
絵が持つ世界観を損なうことなく『菩提樹の春夏秋冬』を鑑賞することができます。
○フルエディション版の楽しみ方○
*** 春夏秋冬の移り変わりをスクロール操作でスムーズに表示 ***
「春夏」と「秋冬」の2枚の原画をつなげて表現しているため、
四季の移り変わりを1枚の絵としてスクロール操作でスムーズに見ることができます。
*** 隠し画面や風の音などの仕掛けを搭載 ***
当アプリのために山本二三氏が書き下ろした原画を基にアニメーションを制作し、
画面上の絵に触れると、どんぐりが落ちてきたり、桜吹雪が舞ったりするなどの
隠れた仕掛けが散りばめられています。また、絵の所定の場所に触れると、
セミの声や風の音などの効果音、四季のイメージに合わせた音楽などが流れます。
描かれている植物の解説なども表示されます。
*** 操作ボタンを表示せず、絵だけをシンプルに鑑賞可能 ***
絵を鑑賞するうえで邪魔になりがちな操作ボタンやツールバーを表示しない設計
のため、絵の細やかな描写や色使いをじっくりと楽しむことができます。
●山本二三（にぞう）氏プロフィール●
1953年生まれ。東京デザイナー学院在学中に東映系の美術スタジオに勤務。テレビアニメーション『未来少年コナン』で自身初の美術監督をつとめ、以降、アニメーション映画「天空の城 ラピュタ」(1986)、「火垂るの墓」(1988)、「もののけ姫」(1997)など、美術監督として数々の名作に携わる。迫力ある独特の雲の描き方が業界で注目され、「二三雲」と呼ばれている。2006年、アニメーション映画「時をかける少女」で第12回AMD Award06大賞／総務大臣賞を美術監督として受賞。近年では、NHK総合の環境特番のひとつとして放送された「川の光」(2009／第18回こどもアースビジョン賞受賞）の美術監督や、「第61回神奈川県全国植樹祭」（2010）の式典アトラクション用映像の監督を務めた。2011年夏、神戸市立博物館にて開催された「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」は８５０００人の来場者が訪れ、今後も全国巡回を予定している。現在も絵映舎代表として、また美術監督、演出家として活躍を続けながら、自身のライフワークでもある、出身地の五島列島を描く「五島百景」にも挑戦中。
五島ふるさと大使、京都造形芸術大学 アニメディレクションコース客員教授、東京アニメーションカレッジ専門学校 講師。
製作著作
有限会社絵映舎 http://www.yamamoto-nizo.com/
大日本印刷株式会社 http://www.dnp.co.jp/
株式会社デジタルえほん http://digitalehon.net/